世界遺産登録基準の記事一覧

それでは、前回の世界文化遺産の登録基準に引き続き、

ちょっと難解な世界自然遺産の登録基準への理解を深めるために!

原文を、なるべくわかりやすい言葉で書き換えてみたいと思います♪

 

※完全意訳なので解釈が間違ってたらごめんなさい^^;

 

世界遺産検定!1級~3級+マイスターという4つの級があり、

マイスターになるための試験は、1,2級の合格と論文の提出が必要。

この本は、3級の公式教材!めちゃくちゃ気になります。

 

世界自然遺産として登録される際の基準

それでは自然遺産の登録基準を、紹介したいと思います♪

まず原文を書いて、その後に改行を加えたり言葉を変えたりして、

なるべくわかりやすいように気をつけて書き換えています。

 

なぜ7番からなの??と思われるかもしれませんが、

世界遺産登録基準の10項目中、1~6が文化遺産の登録基準で、

7~10が自然遺産の登録基準となっているからです^^

 

(7)

ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ

最高の自然現象または地域を含むもの。

ひときわ優れた自然美、及び、

美的な重要性をもつ最高の自然現象、

または美的な重要性をもつ地域を含むもの。

 

これはわかりやすいですね。

とにかく美しい自然。それもありふれたものじゃなくて、ひときわ優れた美しさ。

世界遺産はその基準を満たした中でも「最上の代表」が選ばれるとされています。

 

(8)

地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。

これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、

重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。

地球の歴史上の主要な段階を示すわかりやすく明らかな見本であるもの。

これには、生物の記録、地形が発達し形作られる上で重要な地学的進行過程、

重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。

 

ちょっと難しいですが、平たく言えば、自然が織り成す特徴的な地形だったり、

生物の記録=化石がたくさん埋まってたりする場所のことをさすのかなと思います。

自然遺産の基準なので、あくまで「自然的なもの」であることが重要です◎

 

(9)

陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、

進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。

全地球の海に暮らす生物の生態系や動植物群衆の進化と発達において、

進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。

 

その生物や生態系、動植物がどこに存在しているものでも構わないけど、

地球上で現在進行形で進んでいる生態学・生物学的プロセスを示す

わかりやすくて明らかな見本となる土地。

 

8つ目は化石とかだったけど、9つ目は「今」に焦点を当てた項目。

海に住んでても、動物でも植物でも。単体というよりも、そこにすむ生物の

一群に関する生態学的プロセス(進化の過程とか?)を示すものであればOK。

 

なのかなーと思いました。難しい!!

 

(10)

生物多様性の本来的保全にとって、

もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。

これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ

絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

色んな生物の本来あるべき姿での保全にとって、

もっとも重要で意義深い自然の生息地を含んでいるもの。

これには科学上、または保全上の観点から、優れて普遍的な価値を持つ

絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

 

毛皮や角などの乱獲、環境の悪化によって、

元々地球上に住んでいた動物が数を減らし、絶滅に至るケースは

たくさんあります。そんな動植物たちが自然に野性の中で生活できる環境は、

とても貴重なものなんだろうなぁと思うので、世界遺産に登録されてその環境が

保護されていくなら、それはすごく有意義なことだなぁと思う今日この頃です。

 

ちなみに、自然遺産の基準も1つのみならず、複数が適用されているものが多く、

4項目すべてが適用された自然遺産も10以上存在しているようです◎

 

世界遺産登録基準、最初は堅苦しい文章で難しいなぁと思ったけど、

しっかりと読んでみたら納得できるものばかりでした。(当然ですが^^;)

ぜひあなたも自分なりに理解してみるとおもしろいかも^^

 

どういうものが世界遺産に登録されていて、

さらにどの遺産がどの基準を満たしているのかなどなど、

気になりだしたらキリがない!すでに900件以上も登録されているし・・・。

 

本当に奥が深い世界遺産の魅力を再発見しました♪♪

世界遺産のあれこれ!