虫歯があると宇宙飛行士にはなれない!?
という噂がネット上でもちらほら流れているようなので、
その噂が本当なのか、なぜなのか、実際のところを調べてみました♪
夢のお仕事、宇宙飛行士☆
虫歯があると宇宙飛行士になれないって本当?
本当です!!が、きちんと治療を完了していれば問題ないそうです。
ちなみに宇宙ではコンタクトレンズが使えるので近視でも問題ないし、
レーシック後でも手術後に一定期間問題がなければ大丈夫とのこと◎
なぜ虫歯を放置して宇宙に飛び立てないのか
ではなぜそんなに虫歯がダメなのか、という理由も調べてみました。
まず宇宙飛行士が宇宙に飛び立って、宇宙船の外でお仕事をする時。
宇宙船内は1気圧ですが、宇宙服の中は0.3気圧に減圧をされているそうです。
(ちょっと難しいお話ですが、後ほどわかりやすく説明してるのでご安心を♪)
そんな宇宙服を着て作業をしていて、もし歯に虫歯による空洞があったとすると、
虫歯の空洞の中の空気が、外の圧力の低さによって膨張してしまうそうです。
ちなみに1気圧の時に1の大きさの空気は0.3気圧では3.3倍になるとのこと。
ということは、虫歯内の空気が3倍の圧力で押し上げてくるということ。
ちょっと想像してみてください。
虫歯の内側の空気が3倍になって押し上げてくる・・・。
地上では考えられない、想像を絶する状態ですがものすごく痛そう。
実際にすごく痛くて場合によっては、歯が破裂するとかしないとか・・・。
最初は、歯が破裂するとか大げさだなーって思ってたんですけど、
空気が3倍も膨張してしまうのなら考えられないことではないかも・・・。
なんて、数字で説明されるとリアリティがアップしますよね。超危険!
治療後の虫歯であれば、
詰め物の間から虫歯の中の空気が抜けることによって、
虫歯内の空気が周りの気圧と同じになるそうです。
宇宙船に戻ってもさらなる歯痛が・・・!!!
そしてそして、虫歯が痛くなっちゃうタイミングは、
宇宙船の外で作業している時だけではないようなのです。
せっかく虫歯内の気圧が宇宙服の気圧と同じになっても、
宇宙船の中に戻れば、周りの空気は1気圧。また虫歯内の気圧との
気圧差が生じてしまいます。ということは・・・。
今度は逆に、虫歯そのものが押し込められるような、
気圧の低い虫歯内の空気に引っ張られるような状態になります。
これも、詰め物の隙間から空気が逃げることで解消はしますが、
やはり激痛には違いないそうです・・・。
虫歯による宇宙飛行士のお仕事への影響
どちらにしてもそれだけ歯が痛い状態で、
宇宙で行う超責任重大で重要な任務を全うできるでしょうか??
まだまだ限られた人にしか行えない大切な任務ばかりなので、
交代要員もいないし、少しのミスも許されない。
いわば命のかかったお仕事をしているわけなので、
歯が痛くて作業ができない!っていう事態を未然に防ぐ。
というのが、大きな理由のようです。
地上であればすぐに歯医者さんにかけこむこともできますが、
虫歯のある宇宙飛行士の為に歯医者さんを連れて行くことを考えたら、
元々ちゃんと治療を終えた方を選ぶのが当然だなぁと、すごく納得。
地上では大したことのない虫歯も、宇宙では大問題です。
それでも万が一、
宇宙空間の中で虫歯が痛んでしまった場合は、
最悪自分で歯を抜くように!という教えもあるそうで・・・。
宇宙飛行士になるのは超大変だなと改めて思いました。