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雪国まいたけ 泥沼の内輪もめ!創業者大平喜信氏と対立する経営陣の関係や対立までの経緯経緯とは?

先日雪国まいたけに対してアメリカのベインキャピタルが実施したTOBの狙いは

なんと、雪国まいたけの経営安定化のため、創業者であり大株主である大平喜信氏を

雪国まいたけの経営から排除するという、とても過激な目的がありました。

 

創業者でありながら、会社の経営陣と対立することになったきっかけとは?

雪国まいたけ内部で起こった内乱・内紛・内輪もめについて調べてみました!

 

雪国まいたけはまいたけ以外にも青汁やカレーなどの商品も出していたんですね♪

 

雪国まいたけ内紛のきっかけとは…

創業者でありながら、会社の経営陣と対立することになったきっかけは、

大平氏自らが雪国まいたけに迎え入れたとある一人のエリート役員。

 

2010年に雪国まいたけに実質No.2として招聘されたA氏は、

経営の多くの権限を委ねられるほどに大平氏の信頼も厚かったのですが、

経営合理化の名の下に人事権を握って次々に組織を改編していくA氏に対して

不満を募らせたのが創業時からの幹部たち。嫉妬などの感情もあったのでしょうか。

 

「農業もキノコ栽培も何にもわかっていない」という幹部たちの声に慌てた大平氏は、

(大平氏自身がA氏に対してそのような不満を持っていたという説もありますが…)

A氏の権限を取り上げ、2013年6月の株主総会でA氏の退任を決定しました。

 

そこで、A氏の反撃が繰り広げられます。

 

あらゆる経営データにアクセスする権限を与えられていたA氏は、

大平社長を退任に追い込むため、過去の不正経理の情報を金融庁、

東京証券取引所、取引銀行に内部告発するという大きな行動に出ました。

 

その結果、雪国まいたけは証券取引等監視委員会の調査を受け、

過去の配当が違法状態であったことや、不適切な会計処理が明らかになり、

大平氏は創業から勤め続けた社長の椅子を明け渡すことになりました。

 

大平氏を社長退任に追いつめたA氏については、

実名はおろか、大手自動車メーカーで最年少役員になった

東大卒のエリート…ということ以外は公にはされていないようです。

 

雪国まいたけに外部から招聘された2人目の幹部とは…

大平氏に続いて社長の座を継いだのは、

大手流通会社「イオン」の元専務・星名光男氏。

 

この星名氏も、A氏が退任した後に大平氏自らが

「別の経営の専門家が必要」と外部から招聘した人物。

 

2期連続赤字だった雪国まいたけは

星名氏の手腕で2014年3月期には黒字転換を果たしたのですが、

コンプライアンス(法令の遵守)の徹底と大平氏の影響力排除に努める姿勢が

大平氏の反感を買い、星名氏もまた2014年6月の株主総会で大平氏の手によって、

退任に追い込まれます。(事実上、会社からの追放です。)

 

しかし、星名氏が大平氏の影響力排除に努めたのは、

雪国まいたけの上場を維持するために東京証券取引所に提出していた

「創業家の影響力を徐々に薄めていく」という経営改善報告書に基づいた動きで、

一口に大平氏に対する裏切りとは言えないものでした。

 

大平氏のワンマン経営時に不正経理があったことは社内外に周知の事実で、

東京証券取引所やメインバンクも雪国まいたけの経営には注目せざるを得ない状況にあり、

社長退任後の大平氏の経営関与が強まれば、上場廃止も考えられる状況だったようです。

 

そのような状況で、星名氏を退任に追い込む大平氏…。

 

実際、2014年6月に新潟県南魚沼市のホテルで開かれた

雪国まいたけ株主総会での大平氏による「役員一斉交代劇」は、

創業家一族が取引銀行や他の株主に根回しをせず会社側提案を否定した

ケースとして上場企業では前代未聞、経済界に衝撃が走ったといわれています。

 

少し長くなったので、続きは次のページで☆

 

続き⇒「雪国まいたけ創業者大平喜信氏と現経営陣の対立の終末は!?雪国まいたけお家騒動の全貌!

 

雪国まいたけに招聘された3人目のエリート鈴木克郎氏がとった策とは!?

大平喜信氏がどんな人物なのかも紹介しています ^^

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