ケロッグ「チョコワ」のゾウ、ケルビンはどこへ?いつからサルのココくんに変わった!?【コーンフレークパッケージ乗っ取り疑惑】
ちょっと高級でたまにしか食べれない朝食メニューとして、ケロッグの
「チョコワ」が大好きだった子ども時代が懐かしい方も多いのではないでしょうか。
チョコワと言えば、大きな茶色いゾウ。私も名前までは覚えていませんでしたが、
ゾウのメルビンと聞いてピンとくる方も多いはず。CMでもおなじみでした。
ところが!最近のチョコワを見てみると、
「ココくんのチョコワ」という聞き捨てならない商品名が冠されていて、
これは一体どういうこと!?と思い、チョコワのパッケージについて調べてみました。
これがケロッグチョコワの現行パッケージ。
メルビンが左下にめちゃくちゃ小さく載っているのが逆に寂しいです。
他にもこんなパッケージがありますが、こちらにはメルビンの影はありません。
なんだココくんって!だれなんだ!チョコクリスピーのサルがチョコワにまで
進出するなんて許せない!と、最初は私も思ったのですが…^^
チョコワとメルビンの歴史
チョコワの発売開始は1976年。発売当初のメルビンはピンク色で、
おなじみの茶色いゾウの姿とは違う雰囲気のキャラクターでした。
そして、ケロッグの黄金時代。チョコワのメルビンを始め、
コーン・フロスティのトニー・ザ・タイガーやチョコクリスピーのおサルさんが
子どもたちと一緒にバスケなどのスポーツをするCMが一世を風靡していました。
冷たい牛乳に浸すと色が変わるスプーンなどの
おまけを目当てにケロッグを食べた方も多いのでは??
その後、チョコワのパッケージに異変が現れたのが2004年。
突如、現在のチョコワを牛耳っている「ココくん」が現れたのでした。
キャラクター変更に対するケロッグの言い分
なぜチョコワのキャラクターをメルビンからココくんに変更したのか、
ケロッグの言い分によると、「シリーズとして統一化をはかること」が一番の理由。
チョコワもチョコクリスピーも「チョコ味」ということで、
「ケロッグのチョコ味」といえば「ココくん」というイメージの統一化を
はかるためにパッケージ&メインキャラクターが変更されたそうです。
長年愛されたキャラクターを変更してまで統一化する必要があるかどうか、
統一化による効果は不明ですが(実際メルビンの引退?を惜しむ声は多いです)、
現在進行形でケロッグと出会っている最近のお子様やパパママに向けて、
ケロッグの渾身の戦略なのかもしれません。
チョコクリスピーのサルも変わっていたという忘れられた事実
チョコワがメルビンからココくんに乗っ取られたと気づいた時、
多くの方の脳裏によぎるのが、ココくんって、チョコクリスピーの
メインキャラクターだろ!というツッコミだと思います。
ですが、よーく調べてみたところ、
私たちのよく知っているチョコクリスピーのサルは、
ココくんではなくて、「チョコくん」だったという事実に行き当たりました。
なんと、チョコクリスピーのメインキャラクター・チョコくんも、
人知れず自分の商品を「ココくん」に乗っ取られていたのです。
しかも同じサル同士なのでこちらの方が悲劇的です。
こちらの販売サイトでは、チョコくんの正面からの写真も見れます。
⇒KELLOGG’S “10″TEN COLLECTION ケロッグ10コレクション 全10種セット
よりリアルでお猿っぽいチョコくんよりも、
ココくんの方が可愛く親しみやすくデフォルメされているのも
なんとも言えない悲しい気分にさせてくれるポイントです。
ココくんのパッケージに載ることもなかったチョコくんの存在を、
メルビンとともに、いつまでも心の中に留めておきたいなと思いました ;;