ナメリカンの症状と正式名称は?どこの方言なの?(別名:なめかん、なめっか、なめりか等)
ナメリカンという言葉を聞いたことがありますか?私は家族が使っていたのでなじみのある言葉でしたが、実は方言のようで…。気になる言葉「なめりかん」について調べてみました。
この言葉、ナ・メーリカーンっていう印象しかないです。笑
ナメリカンは全国共通の標準語ではなく、方言です
よくよく調べてみると、ナメリカンという言葉は主に東北地方で使われる方言ということがわかりました。
ナメリカンという言葉よりは、なめかんという方が一般的なようで、他にもなめりか、なめっかという言い方もあるそうです。
ナメリカンという言葉が使われている地域は、山形県や新潟県が多いようで、同じ東北地方でも秋田・青森・福島・仙台では通じなかったり、関東地方でも千葉では使われているという意見もありました。
関西・九州ではほぼ通じない様子。
方言なので語源などはわかりませんでしたが、寒い地方は唇が乾燥して症状が出やすいから定着したのではとか、北国特有の症状なのではとか、おもしろいところでは「なめたら、いかん」の略という説もありました。
天堂よしみさんのVC3000のど飴のCMソングが頭によぎります >< 笑
ナメリカンの正式名称と症状は??
ナメリカンを知らない方へ簡単に症状を説明すると、冬の乾燥した時期などに、唇を舌でペロリと舐める癖がついてしまった時などに起こる、唇の炎症のことです。
特に子どもに出やすい症状ですが、ひどい時には唇の周りまで赤くただれ、たらこ唇のようになり、とても痛痒い状態になります。食事の時におつゆやしょうゆなどがしみることもあります。
舌で頻繁に舐めることの他、服の袖口などで唇をこすることで悪化する場合もあるそうです。
舐めるのを我慢したり、リップなどで唇を保護することで治ります。
病気というほどのものではないので、正式名称があるわけではないようですが、一般的には「舌なめずり皮膚炎」、お医者さん的にいえば「口唇部唾液性接触皮膚炎」、英語では「lick dermatitis(lick:なめること、dermatitis:皮膚炎)」というそうです。
私の家では、看護婦をしていたおばあちゃんが現役時代から使っていた言葉だったので、なんの疑いもなく「ナメリカン」という言葉自体が医学用語だと思っていました。笑
よくよく考えてみると、おばあちゃんは新潟の人でした。納得。
なぜ唇を舐めると荒れるのか
冬の乾燥する時期、リップを使うのがめんどくさくてペロリと舐めてしまう気持ちはわかります。
じゃあなんで、唇を舐めると荒れるのかということも気になったので簡単に調べてみました。
唇を舐めると荒れてしまう原因は2つあるようで、1つ目は唇についた水分(唾液)が蒸発する際に、元々唇にあった水分も一緒に蒸発するため、唇が舌で舐める前よりも乾燥した状態になってしまうこと。
2つ目は、唾液に含まれる消化酵素と塩分によって炎症を起こすからだそうです。
唇を舐めたら一瞬潤ったような気になりますが、逆効果なんですね><
冬になると唇が乾燥するのはどこの地域も同じこと、唇が乾燥したなと思ったら早めにリップクリームなどで保湿対策をしましょう^^
余談ですが、私は10代の頃からメンソレータム一筋です。
つけた時にすーっとするのが効いてる感じがするし、実際に効いてると思います。唇が荒れている時、それこそナメリカン寸前の時ほどすーっとします。
パッケージが可愛くないので、つい他のリップを使いたくなるのですが、可愛いパッケージのリップはつけると余計に乾燥したりするんですよね><
リップジプシーの方は騙されたと思って、一回使ってみてください。コスパもいいし、長く使われてる理由がわかると思います。