暑い!蒸し暑い!いよいよ夏到来ですね。
今日は不快指数とはなんなのか調べてみたのでメモします。
不快指数(discomfort index:DI)とは、
1957年(1959年という説もあり)にアメリカの気象局で考案されたもので、
気温と湿度から算出される、蒸し暑さ・不快感を数値化したもの。
元々は冷暖房に必要な電力を予測するために考えられたもので、
日本では1961年の夏から使われ始めた言葉だそうです。
アメリカでは「不快(discomfort)」っていう言葉の語感が悪いので、
温湿指数(temperature-humidity index:THI)と呼ばれるのが一般的。
人間は汗をかくことで体温調節をしているそうなんですが、
ただ汗をかいたり流したりするだけで体温が下がるというわけじゃなくって、
汗が蒸発する際に、皮膚表面の「気化熱」を奪うことによって体を冷やします。
だけど、湿度が高い環境では、汗の蒸発が阻害されるため
(なかなか蒸発しないため)、「蒸し暑い」と感じるんだそうです。
=「過ごしにくい」「不快!」ということで、不快指数って言うんですね。
実際の体感温度は、気温・湿度に加えて風量だったり、
輻射熱(放射熱?)、着衣量、作業量によっても大きく異なるので、
この不快指数というのは、最近ではあんまり使われていないようです。
不快指数の算出方法は3つぐらいあるんですけど、
一番わかりやすい、温度(T)と湿度(H)を使った計算式を紹介します。
(それ以外は難しすぎて理解不能でした^^;)
0.81T+0.01H(0.99T-14.3)+46.3
はい、わけわからん!って一瞬思ったんですけど、
かみくだいて考えるとそんなに難しくないのです。
この計算式によると、ある3つの和、
(3つの数値を足したもの)が、不快指数ということになります。
その3つの数値とは、
・0.81×気温
・0.01×湿度×(0.99×温度-14.3)
・46.3
なんでこんなややこしい数式になってるのか、
どうやってこの計算式をはじき出したのかは調べてみたけど、
さーっぱりわかりませんでした^^; サムっていう人が考案したとか??
米空調協会と共同で考案とか??どちらも、真偽は定かではありません。
というわけで、ちょっとだけ計算してみましょう。
たとえば、温度29℃で湿度が70%の時の不快指数はどうでしょう。
・0.81×29→23.49
・0.01×70×(0.99×29-14.3)→0.7×14.41→10.087
・46.3
この3つを合計すると、79.877。小数点以下四捨五入で、
気温29℃湿度70%の時の不快指数は80ということになります。
へぇへぇへぇって感じですよね~。
だからなに?って感じなんですけど不快指数80を超えると
ほぼ全員が不快と感じるレベルの蒸し暑さだそうです。
逆に快適なのは??不快指数が65~70の時。
って言われてもよくわかんないですよね~><;
ちなみに焼肉屋さん牛角はこの夏「梅雨割」と題して、
日々の不快指数の高さによってお酒や飲食代金を割引する!という
ちょっとおもしろ企画を実施していたようです(5/29~7/12まで)。
遊び心満載なこの企画ですが、
ここで基準となる不快指数は、一般的なものではなくって、
牛角が独自に算出した不快指数を利用してるみたいで、
上記の内容は全く役に立ちません!なんか残念な気分><;
というわけで、知っててもあんまり意味ない?雑学でした♪
最後にもひとつ。気温27℃湿度55%の時の不快指数は75だよ~。
・0.81×27→21.87
・0.01×55×(0.99×27-14.3)→0.55×12.43→6.8365
・46.3
上記3つを合計すると、75.0065。数学の正確さって素晴らしいですね。
(こういう単純計算は計算してて気持ちいいのですごく好き。<変態^^;)