「アルルカンの頭部」は燃やされてしまったけど・・・アルルカンとは??
パブロ・ピカソの「アルルカンの頭部」は盗まれて燃やされてしまいました。
関連記事はこちら⇒アルルカンの頭部:盗まれて燃やされた名作の悲劇。
それはわかった!じゃあアルルカンってそもそもなんなの??
っていうのが気になったので調べてみました!
ピカソの絵を見ても変な帽子かぶったしわしわのおじさんで、
とても美しいなぁ・・・とは、思えなかったのです^^;
アルルカン(arlequin)とはフランス語で道化の意味
アルルカンっていう言葉のもともとの意味は、
フランス語で「小布をはぎ合わせた服をまとって黒い仮面をつけた道化役者」
という意味らしい。でも、ピカソの絵では黒い仮面はつけてないなぁ。
アルルカンとはヨーロッパでは有名なキャラクターだそうですが、
その性格とか見た目については色々な見解があるそうです。
もともとの語源は恐ろしい悪魔の名前なんだとか。
アルルカンの名前を冠したものを調べてみました。
現代では、フランスでは虹色のおいしいアメちゃんになってたり、
イギリスではサッカーチームの名前になっていたり色々なところで
「アルルカン」という言葉が使われているようなので、ちょっと調べてみました。
バカラのアルルカン
世界最高峰のクリスタルブランドとも言われる、
フランスのバカラ(Baccarat)のシリーズのひとつが「アルルカン」。
ひとつひとつが手作りで妥協を許さないこだわりの一品。
バカラのアルルカンはこんなグラス↓↓
道化師の衣装を思わせるような?美しいカッティングが特徴です。
個人的にはアルルカンのシリーズの花びんに目を奪われました。
すっごくキレイ!!色んな形があるようです。見てるだけで幸せ♪
ルイ・ヴィトンのアルルカン
そして、ルイ・ヴィトンの100周年記念により復活したダミエライン
(市松模様みたいな柄)のリュックタイプのバッグも「アルルカン」。
今ではモノグラムラインと並ぶ人気定番ラインとなっているダミエライン、
同じ型のバッグが「ソーホー」と名前を変えて定番商品となっています。
「アルルカン」と「ソーホー」の違いは使われている革の種類とかばん内部の色。
「アルルカン」はヌメ側が使われており内側も茶色でナチュラルな感じですが、
「ソーホー」はエボニーと呼ばれる濃い茶色の革、内側も赤色とソリッドな印象。
同じ形なのに革の素材の違いで大分違った印象を受けますね^^
ちなみに「アルルカン」は限定販売だったので全ての商品に
シリアルナンバー(製造番号)がついているそうです。
エルメスのアルルカン
HERMESの2012~2013年秋冬コレクションで発表されたバーキン35cm。
小さな生地をはぎ合わせたように様々なカラーが混ざり合った状態という意味で
「アルルカン」と名づけられたこのバッグは、名前の通り1つのバッグに
6色ものカラーが使われとてもカラフルで遊び心満載の仕上がり♪
(リンク先に詳細な写真あり^^)
真正面から見るとちょっとカラフルなバッグかなーと思いきや・・・???
左右のマチの部分と裏側の部分がそれぞれ異なる6色マルチカラーなのです。
正面・取っ手部分・ベルト部分・右・左・背面の各部が異なる配色。
裏のお色はどちらもエタンと呼ばれるグレーですが、
左右の色はそれぞれ異なり、特にオレンジの方は結構衝撃的な配色です。