冷凍食品大手のテーブルマークの商品に異物混入、2015年に2件も…
前回の記事で、2015年7月にローソンのエビピラフに異物が混入し
自主回収に至ったケースを紹介しましたが、同商品の製造元でもある
テーブルマークで同年10月にも異物混入があったようなのでまとめます。
前回の記事はコチラ☆
⇒ローソンのエビピラフに異物混入!?海老ピラフに何が!?健康への影響は??
異物混入に関する参考書籍です。専門書ですが、とても興味深いです。
消費者も勉強しないといけない時代なのかもしれません^^
2015年7月 ローソンの冷凍エビピラフにモルタル片
2015年の1件目は、全国のローソンで販売している冷凍の
エビピラフの中に、工場内の壁の一部が混入していたというケースです。
ローソンブランドで展開している商品ですが、製造元はテーブルマーク。
香川県の多度津にある中央工場で製造された商品でした。
消費者からの報告を受け、テーブルマークが外部検査機関に調査を依頼、
調査結果より工場内の壁の一部が剥離し、混入したものと判明しました。
ローソンの公式サイトなどで商品の回収を呼びかけ、
商品またはレシートと交換で返金対応。
詳細はコチラをご覧下さい。
⇒ローソンのエビピラフに異物混入!?海老ピラフに何が!?健康への影響は??
2015年10月 テーブルマークの冷凍お好み焼きにプラスチック片
同年2015年10月28日にテーブルマークより発表された内容によると、
テーブルマークの商品「ごっつ旨い お好み焼」の中にプラスチック片が
混入した可能性があるとして、同商品の自主回収することを決定。
今回の商品の製造元は香川県の観音寺市にある本社工場。
混入していたプラスチック片は縦21ミリ、横6ミリで、原料となる
キャベツを裁断する設備の一部が破損し、商品に混入したことが原因。
キャベツを裁断する設備の一部…おそろしいですね><
10月24日に消費者からプラスチック片が入っていたと連絡があり、発覚。
けがの報告はされていないが、異物に気づかず飲食した場合に、口腔内を
傷つける恐れがあるとのこと。知らずに口に入れるととっても危険です。
2015年10月15日以降に販売された商品のうち、
商品裏面右下に「賞味期限 2016.9 AK」と表示があるものが対象。
該当商品は7万8216食で、静岡県、愛知県、岐阜県、富山県などの
30府県のスーパーで販売されていたとのことです。
商品またはレシートを着払いで郵送にて返金対応。
現時点では賞味期限内なので、
もし買い置きをされている方はチェックしてみて下さいね。
ローソンは公式発表の際に、
いつ消費者から連絡が入り、いつ調査を開始し、いつ判明したか、
明確な経由を提示していたので、それに比べるとテーブルマークの情報は
連絡方法と必要事項を明記してあるのみで、少し物足りなく感じてしまいました。
異物混入が注目されている背景とは?
近頃よく目にする異物混入。異物混入事件とは異なり、
故意で混入しているわけではないのですが、食品製造に携わる
工場の施設や従業員の方の衛生・危機管理がとても気になります。
異物混入自体は昔から起こりうることであり、
消費者からメーカーに報告があった場合は個別に対応することがほとんどでした。
ですが、ここ数年インターネットが普及し、個人が情報を発信するSNSなどが
一般化するにつれ、こういった異物混入やメーカーの不祥事などがあればすぐに
情報が駆け巡る恐れがあり、メーカー側も慎重に対応しているため、ひとつひとつの
ケースが大きく取り沙汰されているようです。
それに加えて、消費者の視線も年々厳しくなっているように感じます。
消費者にとって、製造の過程や状況がクリアになるのはいいことですが、
メーカーや企業にとってはいかに迅速にそういった事態に対応できるかが
今後の成長や生き残りがかかっているといっても過言ではないですね><