放送禁止7が関西テレビで放送されました☆答々食堂の名前に込められた意味、くりぃむしちゅー有田の役割は?
関東では2017年のお正月1月2日に放送された『第7回 放送禁止7 ワケあり人情食堂』が、関西テレビでは約3ヵ月遅れの4月15日26時に放送されました。
『第6回 放送禁止6 デスリミット』からおよそ9年ぶりの新作、ネタバレ有の内容であらすじや注目ポイント、感想などをまとめてみたいと思います。まだ見ていない方は閲覧注意です。
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こちらは放送禁止シリーズを手がける長江俊和さんの新刊です。2017年4月14日に発売されたばかりでレビューもまだないですが、初のノンフィクション作品だとか…気になるけどかなり恐そう><
ストーリーテラーくりぃむしちゅー有田哲平の役割
私は今回初めて放送禁止シリーズの存在を知ったので、有田さんの存在や立ち位置に違和感はなく、むしろありがたいという印象だったのですが、昔ながらの放送禁止ファンの方からは「邪道」だという声も上がっていますね。
2003年4月1日の初回放送時からクレームが殺到したということなので、さらにクレーマーが増えているっぽい昨今、その対策なのかなと思うのですが、初心者の私からすると有田さんの解説を見ても、「え!これって本当はフィクションなの?ノンフィクションなの?どっち?」って感じだったので興をそぐほどの演出ではないかなと思いました。(VTRが始まったぐらいから見始めたので、最初の有田さんの登場シーンは見てないのでなおさらかもしれませんが><)
有田さんは放送禁止シリーズの強烈なファンということです。確かにヒントの出し方が初心者の私にもわかりやすかったし、解説にもめちゃ説得力ありました。
答々食堂の名前に込められた意味
有田さんが言っていた言葉の中で最後まで「?」が残ったのが「『答々食堂』という食堂の名前がなんかおかしいですよね」っていうものだったのですが、その意味は『答が2つ=ANSER TWO(暗殺:壁に書かれている女将のモットーと同じ意味)』ということだったんですね。
答々という文字ではなく語感ばかりに注目していた為、 「とうとう」という言葉が外国語で何かを意味しているのかなとか、必要以上に考え込んでしまいました。
初見で見つけ出した違和感
一緒に見ていた友人に「至るところにヒントがあるから気をつけて見た方がいい」と助言を受けつつ見たのですが、友人ともどもさっぱりヒントを見つけることができず、有田さんの解説以降のヒントVTRでようやく理解するということが多かったです。
自力でおや?と思ったのは、ガブリエルが店に来た時にご主人がわざわざ包丁を持ってキッチンから出てきたにも関わらずガブリエルを刺すわけでもなくいつの間にかガブリエルに包丁が渡っていたことと、その騒ぎの後に日菜子さんが手に持っていたふきんをテーブルに投げつけていたことぐらい。
包丁については疑問が残ったものの、日菜子さんについてはガブリエルが暴れている時に必死にグエンの後ろに回ったところなどから、てっきり日菜子さんはグエンと恋仲で、収録中に突如表れたトクさんとグエンが仲良くなり、グエンの身の危険をトクさんが守った点にいらだっているのかと思ったので全くの見当違いです^^;
多くの方が気になっていた一見悪魔のような変わったお札も、ストーリーには一切関係のないものでしたね。ちなみにこのお札、ロケ地となった調布市内に実在するおそば屋さん『味の陣屋』さんの店内に元々貼られているお札のようです。
ネット上の考察を読み尽くした後に気になっている点
というわけで、放送を見終えた後は、スマホで「答々食堂」についてのネタバレ考察を検索し、片っ端から関連記事を拝見させて頂きました。色んな人の考察を読んで、その共通点と相違点を自分なりに検証するというのも、放送禁止の醍醐味かもしれません。
そんな楽しい作業により、大方の謎は判明したのですが、まだ気になっている点が2点あります。
1.女将がお客さんの相談にのっているシーンで度々出てくる赤い服の女性
顔にモザイクがかかっており、最後まで誰かわかりませんでした。ネット情報によると、以前店内にトラックが突っ込んできた交通事故により亡くなった方の自縛霊疑惑、日菜子さんの実の母親疑惑(強盗殺人の際に両親ともに殺されたという表現はない為)などがありました。
放送禁止には霊などはあまり登場しないという通説上、自縛霊説は薄いかなと思いますが、存在感・挙動ともにかなり不気味な存在だったことを考えると100%ゼロと言えないのが恐ろしいです。
交通事故から店主の自殺による閉店に至った経緯についても、日菜子さんとその3人の部下がグエンをおびき出す絶好の立地条件で店を出す為に仕組んだのではという説もありましたが、ありえなくもないところがなんとも。謎が謎を呼びますね。
もう一つの母親説は、日菜子さんと心さんと部下3人が食堂で打ち合わせをしている際にも2Fの灯りがついていることから、2Fには母親が住んでいるのではという意見を見かけました。確かに復讐の為に来日しているのはあくまで「富豪の家族と部下3人」ということなので、こちらもありえる?
2.心さんの消息
私も富豪=男性1人が殺されたものだと思っていたので、最初は心さんが日菜子さんの母親なのではと予想していたのですが、ネット上の情報を見るに、その予想は間違っていたようです。
心さんは本当にボランティアとして海外に渡った際に日菜子さん達と出会ったという説が濃厚で、となると、心さんのお人よしは暗殺を狙って演じられているわけではなく、心さん本来の性格の可能性が高いです。
閉店を決めた女将が最終日に集った常連客に対し「わかったよ、またやるよ」と店を再開することを誓ったにも関わらず、そのままのれんが掛けられることがなかった点について、心さんが日菜子さん一味に消されたのでは?と、震え上がるような考察も見かけました。
心さんのお人好しにつけこんで協力を仰いだものの、「もくてキはタつせいした(グエン死亡直後のメニューの頭文字:目的は達成した)」後には、そのお人好しが邪魔になった…。
確かに日菜子さんからすればこれ以上食堂を営業する必要性はない(食堂自体が証拠になりかねない)ので、自分の一存で再開を決定した心さんを疎ましく思うことは想像に難くありません。
相談を受けている女将の背後やいたるところで真剣な面持ちで話をしている日菜子さんと亜佐雄さんの姿が見受けられますが、それも「心さんをどうするか」という打ち合わせをしているという説も。本人がいるところで平然とそんな会話ができる、できそうな人たちだからこそ震えます。
放送禁止はホラーなのか
私自身ホラーが苦手なので、放送禁止を見る際にも友人に「ホラーじゃないか、幽霊は出てこないか」というのを再三確認し、今も文章を書いて色々と思い出している間に鳥肌が立ちまくりでしたが、放送禁止はホラーではないと思います。
人間の恐ろしさを描いているという意味ではホラーなのかもしれませんが、刺激の強いシーンや音による脅かしがなく、扱っている事例が幽霊など超自然的なものに由来したものではないという点で、ホラーよりはミステリーに近いのかなと思いました。
写りこんでいる人の視線やカメラワークなど、ところどころ恐い部分もありますが><
というわけで、ホラーが苦手な方も多分恐らく大丈夫。気になっている方はぜひ見てみて下さいね。私のようにはまること間違いなしです☆
⇒放送禁止 劇場版2 『ニッポンの大家族 Saiko!The Large family』
翌日に早速Huluで劇場版2を見ました。こちらも面白かったです^^
それにしても不気味なジャケットです。なんの変哲もないのに不思議。